A1.当院では胃および大腸の内視鏡検査を実施しています。胃の内視鏡については紹介状をお持ちの方、健康診断で精密検査を進められた方、当院ですでに内視鏡検査をお受けになった方については、お電話での予約を受付けております。お気軽にお問い合わせ下さい。
A2.当院では先端径が5.9mmの細径スコープを導入しておりますので鼻からの内視鏡が可能です。通常の内視鏡で嘔吐反射を起こしやすい人にお勧めです。
A3.当院では、2008年1月から禁煙外来を開始しました。健康保険を使用した治療には一定の要件を満たすことが必要になります。ニコチン依存症に係るスクリーニングテストでニコチン依存症と診断され、さらに、喫煙本数×喫煙年数(ブリンクマン指数)が200以上であり、直ちに禁煙することを希望されている患者さんが対象になります。2016年4月からは、35歳以下の方は、ブリンクマン指数に関わららず、健康保険で禁煙治療を受けることができるようになりました。
A4.タバコがやめられないのは長期間の喫煙習慣によりニコチン依存症の状態になっているからです。カウンセリングとチャンピックスという飲み薬あるいはニコチンが含まれている貼り薬を組み合わせることにより比較的楽に禁煙を達成することが可能になります。初回、2週後、4週後、8週後、12週後と5回の通院が必要です。
A5.当院では設備が無いため実施できませんが、連携している病院や診療所に依頼し、検査の予約をお取りすることが可能です。
A6.健診で高血圧を一度指摘されたからといってすぐ血圧のお薬を開始する必要は必ずしもありません。一方、高血圧を指摘されているのに自覚症状がないまま放置すると動脈硬化が進行してしまいます。当院では家庭血圧の測定をしていただきながらそれぞれの患者さんの状態や年齢に適した治療法をお勧めしています。また、薬物治療と同様にライフスタイルの改善の指導も行っています。高血圧のお薬が本当に必要かどうかも個々に患者さんの状況によって異なります。お気軽にご相談下さい。
A7.血圧計は上腕に巻くタイプのものをお勧めしております。測定は朝晩2回行って下さい。朝、トイレで排尿を済ませ、1~2分安静にした後、就寝前、1~2分安静にした後、座位で測定することが推奨されています。家庭血圧では135/85mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。
A8.現在はかかりつけの患者さんのみ、相談させていただいております。
A9.薬剤の種類などによりますが、ほとんどの治療に対応可能です。お気軽にご相談下さい。
A10.従来は健診では総コレステロールおよび中性脂肪の2つの項目測定しており、これらの値が正常値の上限を超える場合を高脂血症と診断しておりましたが、最近はコレステロールは悪玉コレステロール(LDLコレステロール)、善玉コレステロール(HDLコレステロール)と分けて測定するのが一般的になりました。 LDLコレステロール、および中性脂肪が高値の場合は動脈硬化のリスクが高くなりますので脂質異常症と診断されますが、一方、HDLコレステロールが低値の場合も動脈硬化のリスクが高くなりますので、この場合も脂質異常症ということになります。LDLコレステロールを低く抑え、HDLコレステロールを高くすること、すなわちLDLコレステロール/HDLコレステロール比を低くすることが動脈硬化の予防に大切とされています。
A11.中性脂肪が高い場合は、まず腹八分目を心がけ、アルコールや間食を減らし、定期的な運動により、減量を心がけることが大切です。
LDLコレステロールが高い場合は、食事内容を見直し、肉や揚げ物の摂取を控え、緑黄色野菜、魚、豆類を十分摂取するようにしましょう。また、マーガリン、スナック菓子やケーキなどに含まれているトランス脂肪酸は善玉コレステロールを減少させることが知られていますので、こうした食品を過剰摂取しないよう気をつけましょう。
A12.随時受付けております。検査項目によっては(レントゲンのみの時など)即日診断書をお渡しすることが可能です。